樹脂用予熱炉・硬化炉(産業用乾燥機の事例)

  • 産業用乾燥機は、お客さまのご要望に応じて設計製作するオーダーメイド乾燥機です。
  • このページでは産業用用乾燥機の中で「樹脂用予熱炉・樹脂用硬化炉」の例をご紹介しています。

 銅ペースト硬化炉(工業用乾燥機)

用途と特長
セラミック電子部品(MLCC)製造工程で使用する銅ペーストの乾燥・硬化用乾燥装置。送風・排気能力を高めている。
主な仕様
外形寸法:1500×900×2037(W*D*H) 乾燥室内寸:750×650×900(W*D*H)
形式:平行流型電気乾燥機 最大加温能力:160℃
【熱風発生装置】
熱源:電気ヒーター 熱容量:59.76KW/3相380V
送風機:ホイルファン0.4KW 最大風量:20m3/min
【制御装置】
送風制御:ワンパス-循環切替式  風量制御:インバーター
温度調節:デジタル式 温度制御:SSR駆動 PID制御 安全装置:ハイカットサーモ
乾燥機の画像と説明
▲右前から見た乾燥機外観。前面右上のレバーでワンパス-循環を切替える。▲乾燥室内。上下二段で、左側面の多孔板から、右側面の多孔板に熱風が流れる。▲左後からみた乾燥機外観。後面の黒コード類は電気ヒーター用。▲(参考画像)積層セラミックコンデンサー(LCC)

 樹脂加工用予熱炉(工業用乾燥機)

用途と特長
用途:金属部品の予熱(樹脂加工の前工程)
特長:スルータイプの電気式予熱炉です。予熱室は上下二段に仕切られ、前後に扉がついたスルータイプです。熱風並行流方式により、室内温度が均一になるようにしています。扉は2重で、内側にも3枚のゴム製「扉」をつけています。予熱物の入れ出しの際、室内温度変化を少なくするためです。
主な仕様
形式:電気式並行流予熱炉
熱源:電気ヒーター(14.94Kw/43.2A)
送風機:ホイルファン 0.4kW/2.5A
予熱室:1000×1000×280×2段
使用温度:120℃
乾燥機の画像と説明
▲予熱炉を前から見たところ。▲4枚のドアを開いた状態。内部に3枚の耐熱ゴム製の「扉」(マグネット脱着式)がある。▲背面から見たところ。扉を開いている。背面側から予熱物を入れ、前側から取り出す。▲外装はSS、室内はSUS304製。左側面から右側面へ熱風が流れる。